テレビ出演|UHBニュース「家系図は今しか作れない」

テレビ出演|UHBニュース「家系図は今しか作れない」

2025年12月19日(金)、UHB(北海道文化放送)夕方ニュース「みんテレ」にて、当社の取り組みを特集していただきました。

北海道ローカル放送ではありますが、家系図を通して「家族の物語」を残す仕事を、多くの方に知っていただける機会となりました。

とても丁寧で温かい内容で、視聴率も高かったと伺っています。

私は車内で拝見していたため、映像にはハザード音が入ってしまいましたが、デスクの「ぐでたまタオル」とあわせて、それも含めて良い思い出です。

ご覧いただいた皆さま、取材してくださったUHBの皆さま、ありがとうございました。

この放送のきっかけ

この番組は、2025年11月に創業100周年を迎えた北海道の総合建設会社・株式会社中山組さんで講演させていただいた際、その会場に取材が入り、番組化されたものです。

テレビでは講演内容のごく一部のみの紹介でしたが、講演の内容は下記記事にすべてまとめています。

「1000年たどる家系図の物語」家系図はなぜ人の心を動かすのか

記事内にはYouTube動画もあります。

講演タイトル

『1000年たどる家系図の物語』〜家系図は今しか作れない〜

副題:戸籍と記憶のはざまで、過去と未来をつなぐ45分の旅。

株式会社中山組(創業100周年)はこちら

本日のテーマ

なぜ家系図は今しか作れないのか。

家系図は過去をたどるだけでなく、未来をつなぐものです。

本日お話しした3つのポイント

①「戸籍調査」について。
150年前の人々が未来に託した家族の証をたどる旅。

②「戸籍以上の調査」について。
人の祈りと記憶がつなぐ、もうひとつの日本の歴史。

③未来へ託す、あなたの家系図物語(ヒストリエ)。
家系図を作ることは、過去を調べることではなく、未来に「あなたの生きた証」を残すことです。

メッセージ

家系図は「今」だからこそ作れます。

そして「今」作れば、100年後、1000年後の家族へつながっていきます。

1.「知らない」から始まる家系図の物語

私はもともと、自分の家のことをほとんど知りませんでした。

せいぜい祖父母、2代前までです。

試しに戸籍を取り寄せ、自分の家系図を作ってみたところ、父方は5代前、母方は6代前まで判明しました。

想像以上に面白く、そして難しい。その絶妙さにハマり、そのまま仕事になったのが始まりです。

2. 家系図をたどる旅①「戸籍調査」と「苗字・家紋」

家系図の出発点は、戸籍調査です。

戸籍をたどると江戸末期〜明治初期、約150〜200年前まで遡れます。

平均して4〜5世代前まで判明するケースが多いです。

私自身も、戸籍をたどるだけで父が秋田、母が青森など、知らなかったルーツが見えてきました。

戸籍をたどることは、時間を旅するような体験です。

江戸末期の居住地がわかったら

地名辞典で、村や町の成り立ちを調べます。

武家地なのか、農村なのか、漁村なのか。

さらに電話帳や統計で、同姓の分布を確認します。

武士や町人は移動が多く、農家は分家を繰り返し勢力を広げる傾向があります。

江戸時代には居住制限もあったため、代々同じ土地に住んだ家が多いのも特徴です。

「苗字」や「家紋」からわかること

たとえば渡辺姓は、大阪・堺の渡辺党に始まり、源頼光の家臣・渡辺綱が祖とされます。

関西には「鬼退治」の伝承が残り、「渡辺の家には鬼が来ない」とも言われます。

また菊池姓は熊本の菊池氏が祖で、のちに東北で「菊地」と表記が分かれます。

田中は「田の中の人」。鈴木は稲束(すすき)由来の神道信仰に関係すると言われます。

苗字は「土地の記憶」。家紋は「家のアイデンティティ」。

この2つを読み解くことで、家系図は「ただの系譜」から「家族の物語」になります。

3. なぜ家系図は今しか作れない① 戸籍制度の歴史と現状

戸籍制度の最古は『大宝律令』(701年)です。

江戸時代には寺が檀家を管理する宗門人別帳がありました。これは江戸の住民票のような役割を果たしていました。

明治5年(1872年)には全国統一の壬申戸籍が作られます。初めて全国民が一つの帳簿に登録されました。

戸籍の改製と保存期限

明治19年に現在の形式へ改製されます。

そして戸籍には保存期限があります。

戸籍法施行規則では、除籍簿の保存期間は「当該年度の翌年から150年」とされています。

つまり明治期の戸籍は、順次、廃棄の時期を迎えつつあります。

個人情報保護と閲覧制限

1968年、壬申戸籍は差別記載の懸念から非公開になりました。

現在も、家系図作成目的での交付が許されていること自体、実はかなり貴重な状態です。

今後、抄本(個人分)のみの交付に限定される可能性もあります。

海外との比較

欧米では教会の洗礼録や墓碑などを利用します。

戦火や災害で記録が消滅した国も多いです。

日本の戸籍制度は、世界的にも希少な「連続的な家族記録」です。

戸籍は行政文書であると同時に、文化遺産でもあります。

4. 家系図をたどる旅②「戸籍以上の調査」

明治以前をたどるには、文字の記録と人の記憶を結ぶ作業が必要になります。

武士の家系と庶民の家系では、アプローチも異なります。

武士の家系をたどる場合

藩政資料(藩士系図・分限帳・由緒書など)を調査します。

知行地、家紋、通し字が手がかりになります。

家譜や役職が判明すれば、400〜1000年前まで遡れる場合もあります。

ただし武士は移動が多く、墓や菩提寺の特定が難しいこともあります。

庶民の家系をたどる場合

口伝、墓石、菩提寺が中心になります。

同姓へのアンケート調査や、過去帳調査も行います。

古老や郷土史家の語りが手がかりになることもあります。

村の歴史と家の系譜が重なる、地域の記憶こそが家系の根になります。

調査の実際

全国の資料館、寺社、文書館へ照会することが中心です。

現地訪問の前に、文献と手紙で下調べを行います。

机上にいながら全国を旅する感覚です。

家を調べることは、地域の歴史をつなぐ行為でもあります。

5. なぜ家系図は今しか作れない② 消える記憶と記録

家の歴史を語れる人は、年々減っています。

「聞ける人がいるうちに聞く」
これが最大の鍵です。

菩提寺の記録も変わりつつある

住職交代、無住化、統廃合により、記録が失われる例が増えています。

過去帳や檀家台帳が散逸することもあります。

寺は地域の記憶装置ですが、維持が難しくなっています。

記録もまた危うい

個人情報保護の拡大解釈により、閲覧制限が進みつつあります。

守るための法律が、残せない理由になる。そんな逆説が起きています。

今しか作れない理由

戸籍の保存150年。
古老の高齢化。
寺院の無住化。

この3つが重なる「今」が、最後のタイミングです。

家系図とは、人の記憶を未来に残す最後の記録です。

私たちは今、過去と未来の間に立っています。

6. 結び

夫婦別姓など、家や苗字の意識は変化しています。

だからこそ、今作っておけば大丈夫です。

残すべきものは、戸籍、口伝、墓石、菩提寺です。

これらを今記録しておけば、未来の家族は必ずたどり着けます。

デジタルが残す未来

写真はスマホに。
声は動画に。
言葉はSNSに。

マイナンバーなどの公的情報も、現代の系譜になります。

私たちの残すデータが、未来の家族史を形づくります。

最後に

家系図は、過去をたどる旅であり、未来をつなぐ行為です。

どうか「今」という瞬間に、ご自身の物語を未来へ託してください。

対談でよくご質問いただく内容

メディア出演や対談の際によくいただくご質問を、詳しくまとめています。

家系図の可能性、調査方法、業界の実情まで分かりやすく解説しています。

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