苗字。源平藤橘について 2024/05/08

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▼ 5,苗字。源平藤橘。
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・自分の苗字の由来は?
・多い苗字・少ない苗字?
・源平藤橘(ルーツ)

【基本的な調査方法】

⓪苗字分布→電話帳ソフト・ネット

①基本は→『姓氏家系大辞典』

②見やすい全国版の苗字辞典→例】『全国名字大辞典』

※ネットにもかなり詳しい情報あり
 ただし、もう一段階出典を探す必要あり。

③さらに詳しい各地域→例】『宮城県姓氏家系大辞典』

【あまり多くない苗字の例】

三苫(みとま)さん

『姓氏家系大辞典』→
『平凡社歴史地名大系 福岡県』
『福岡藩分限帳集成』

★源平藤橘
繁栄した源氏・平氏・藤原氏・橘氏

★日本にはどれくらいの苗字があるのか?
おおよそ30万種類と考えられています。
※読みを区別しないと10万種類

★意外と多い名家の子孫
江戸時代の庶民の多くは戦国時代(1467-1568)に敗れた武士の子孫か一族といわれています。

★人口の増加
・鎌倉時代(800年前):600万人
・戦国時代(500年前):1000万人
・江戸末期(200年前):3,000万人

★庶民も苗字を持っていた
現在の歴史学では、江戸時代の庶民も苗字を持っていたことが明らかにされています。
※公称できなかったが私称していた(手紙や寄進帳)

 

五つ目が苗字への興味

私 渡辺という苗字なんですけど

では、なんだろうこの苗字は?

基本的に日本の苗字の8割は地名からついたと言われています

いろんな苗字の発祥があって

例えば私 渡辺というのは

大阪の西成あたりに渡辺という地名があって

現在はちょっとなくなってしまったようなんですけど

そこに嵯峨天皇の子孫の渡辺綱なる人物が住んで

渡辺を名乗り始めました

この渡辺という苗字は全国でもかなり多くて

5位か6位ぐらいなんですよね

その古い時代に渡辺綱なる人物が

渡辺党などという勢力をもち

力が強かったのでいろいろなところに

勢力を広げた結果

その子孫も多くなって

渡辺という苗字は今かなり多くなったんですよね

でわ、調べ方なんですけどね

まずは基本的には

今から0から自分の苗字の由来を

自力で調べるというのは非常に難しいので

常に研究者の方が研究してくださった結果を

元に調べさせてもらうというか

調べた結果を見せていただくということになります

その前にですね もう一つ

苗字の分布っていうのを

ちょっと見てみたいと思うんですね

渡辺を電話帳のソフトで見ると

結構全国的に赤いんで

ほぼ全国に広がっているんだな

ってことがわかります

そしてですね

私のお母さん

母 葛西っていうんで

葛西で例えば調べてみると

全国真っ白で青森県だけ真っ赤になってるんですよね

苗字の分布っていうのは把握しておきたいかなと

全国的に広がってる苗字もあれば

結構一箇所に偏ってる苗字もあれば

それぞれに理由があると思うので

その理由を紐解いていくにはですね

次に見るべきは

まず基本的には

これですね『姓氏家系大事典』という

日本の最も基本となる名字辞典ですね

例えばこう

葛西を見てくんですよね

なんだかと

葛西葛飾郡葛西庄より起こる この葛西という

地から起こった 書いてあるんですが

非常に見るのを読むのが大変なんですよね

これですね

私書いた本で

『わたしの家系図物語』という

家系図の作り方を書いた本

書籍「わたしの家系図物語(ヒストリエ)」

この本は大きい書店やAmazonで買えますが

この中からちょっとですね

姓氏家系事典の読み解き方についてですね

結構これは難解ではあります

これは葛西という姓氏家系事典の冒頭

ここのところに葛西は葛飾西の稲荷

苗字が発祥した地名が書いてありますよとか

ここに葛西御厨なんて言葉が出てきて

御厨ってのは古代の神社の行のことを言うんですが

一つ一つ調べてみていかなきゃならないんですよね

まずはこの姓氏家系大事典では

とりあえず ざっと桓武平氏だなとか

何となくちょっとわかればいいかなと思います

この姓氏家系大辞典の次に読むべきが

現代の見やすい名字辞典

近年書かれた名字辞典

例えばですけど

『全国名字大辞典』

なんていう素晴らしい本があります

この本では葛西っていうところを

ちょっと見てみると

先程 姓氏家系大辞典で

非常に難しく書かれてたものが

現代に置き換えられて また新たな知識の元に

書かれているんですよね

先程の苗字の分布を見ると

葛西と苗字はなぜか青森に多かった

でもこれ発祥した場所を見ると

下総国葛西郡現在の東京ですね

葛飾区の葛西発祥が

ディズニーランドの近くの葛西臨海公園なんか

ある場所ですね

あそこから発祥していると

東京で発祥してるんですよ

この苗字は

でも何で青森に多いんだろ

色々考えれるのが青森は青森で

葛西という地名があって

もしかしたらそこから発祥したのかなっていうことも

あり得るかもしれないんですが

ちょっとこれ読んでいくとですね

桓武平氏から繋がる家系で清重の時に源頼朝に従い奥州征伐

東北に行ってるんですね

東北に行って陸奥国…東北に広大な所領を得た

なるほどですねと

古い時代に東京の葛西で発祥したんだけども

後に

東北で力を勢力を広げていったんだと

そして奥州の葛西氏 東北の葛西氏が

本家となった その後

戦国時代に滅亡したとあるんですが

勢力を広げて戦国時代に滅亡した

何で今 葛西という苗字が青森に多いかというと

滅亡した戦国武将の子孫たちが

広がっているんだなって考えるのが妥当かなと

名字分布とこの名字辞典を

合わせてみると非常に面白いかなと思います

今インターネットでも自分の苗字を打ちこめば

かなり詳しい情報って

出てきてそれも非常に楽しいです

ただ一個だけ

気をつけなきゃならないのが

インターネットの情報は

その出典が何なのかな

というのをやっぱり確認したいんで

一回文献は確認したいですね

インターネットに書いてある情報と

ここに書いてあるなとか

またあるいは

文献に見つからないのに

インターネットに書かれている情報ってことは

もっと詳しい何かに書かれているのかなとか

地元に言い伝えが残ってるかな

次は全国版の見やすい名字辞典を見たら

次はですね

その地域の自分の先祖の住んだ地域の

何々県の詳しい名字辞典

というのを探してみたいところなんですよね

これは各県によってかなり詳しい

ものが出ているところと

あまり詳しいものがないようなところもあるんですが

例えば『宮城県姓氏家系大事典』なんていう

宮城県の苗字を研究した本があります。

これは最初に見たちょっと読みにくかった

姓氏家系大事典の全国版なんですね

全国どこでも出てる訳ではないんですけど

宮城県版はあり

例えばですけどね

仮に宮城県で菊池さんっていう苗字を

調べようと思ったところ

仙台藩の家臣に藤原姓の菊地家がいますと

藤原氏から始まった苗字なんです

ということがまず書いてあるんですよね

さらにですね

ちょっと読んでいくと

本吉郡のどこどこ村と

絞ったところに

ここの菊池さんは誰々の末裔だって

こんな家系ですよってとこまで書いてある

ものもあるんですよね

自分が例えば菊池さんだとして

先祖を遡ってみたところ

何々村に住んでたんだ

となって この名字辞典を調べたら

もしかしたらこの家に繋がるんじゃないだろうか

この家がうちの先祖なんじゃないか

という風にわかる場合もあります

一番いいパターンで

地域ごとの詳しい名字辞典だけで

今みたいなケースですけどね

1000年もっと遡れちゃうことあり得ます

色々この苗字について考える時に

例えば今 桓武平氏とか

藤原氏とか出てきましたけどね

もう一つ

大抵の苗字は地名からついたとは言ったものの

そうじゃない苗字もあるんですね

例えば全国で一番多いと言われている佐藤さん

こちらですね 佐藤さんは藤原氏の末裔

これ地名ではなくて藤原氏の一族の公清が左衛門尉という役職でなった時に

この左と藤原氏の藤を取って佐藤と名乗ったと言われています

この佐藤さんが大半なんですけど

ただこれもですね

越後の佐藤氏はどうとか

他にも色々あるんですね

どこどこの佐藤さんはこうですよとか

信濃長野県の軽井沢の佐藤さんはこうこうですよ

地名からついてない苗字

代表的な苗字というのもあります

そしてじゃあ この藤原氏の末裔だとか

嵯峨源氏から渡辺がとか桓武平氏から

葛西がとか言いましたけど これいわゆる

源平藤橘(げんぺいとうきつ) 源氏 平氏 藤原氏 橘氏

すごくざっくり考えると昔繁栄した

一族なんですけど繁栄したんで

藤原氏が例えば繁栄していっぱいになったから

みんな藤原氏になっちゃったんで

その藤原氏の中から

佐藤を名乗ったり

地名を取って何々を名乗ったりっていう風に

苗字が増えてきた 今現在の

日本の苗字の8割ぐらいは

およそ800年ほど前に

生まれたのではないかと言われています

ちなみに現在の日本の苗字は

10万とも30万とも言われてて

これですね 例えば呼び方にもよるんですね

例えば大きい谷の大谷翔平さんなんていうのは

大谷(おおたに)さんと言いますけど

あれで大谷(おおや)さんって読む人もいますし

1種類とするか2種類とするかによって

10万種類だったりですね

30万種類だったりと言われています

それとですね 自分の苗字が

本当にそんな有名な家系に

その名字辞典に乗っているような

家系に繋がるんだろうか

という疑問も生まれてくるかなと思うんですけど

これは結構日本の人口の増加を考えると

今日本は1億2000万ぐらいいるようですけど

江戸時代の末期

すなわち200年ほど前には

3000万ぐらいだったらしいですね

これはあの歴史人口学といいますか

人口の研究には色々

正確に把握するのは

かなり難しいようではあるんですが

500年ぐらいの戦国時代にはおおよそ

1000万前後で

800~900年ほど前 鎌倉平安あたりおそらく

300万600万何万人ぐらいだったんじゃないかな

要は人少ないところから 増えてきてるんですよね

我々の先祖もそのどこかにどっかから

ポっと出てきた訳じゃないんで

おそらくどこかに繋がってるんじゃないかな

繋がる可能性は高いんじゃないかな

もう一つは江戸時代に苗字なかったんじゃないの

じゃあ何で江戸時代に苗字ないのに 古い時代の

渡辺何に繋がるんですかなんですけど

実は現代の研究では

江戸時代も庶民もですね

武士は苗字ありましたけど

庶民は苗字ないと言われてましたけど

最新の研究がどうも

もってた苗字あったらしいんですね

これは例えば

公的には名乗れなかったけど

例えば私信お手紙とか

あるいはあの寄進帳っていう神社に

寄付した記録とかですね 個人的なものには

大体苗字が残ってたらしいんですよね

研究されてて何処どこ村の

何パーセントくらいはちゃんと苗字があったらしい

逆に庶民が苗字が名乗ってたからこそ

苗字名乗るのを禁止する

苗字名乗るのを禁止にするような

法律というのができたのかなってことで

なので大半の場合ですね そもそも

江戸時代の苗字があって

明治に入って戸籍ができて

正式に苗字名乗れる

代々の元々あった苗字を

そのまま使ったというケースはどうも多いらしいと

ただ一概にも言えないのが難しいところで

これが屋号を名乗る人がいたり

なんで何々屋

お店屋さん屋がついた苗字ですね

何屋さんですね

という苗字は結構屋号の事が多かったり

江戸時代屋号を名乗ってた屋号なので

通る苗字のルーツを調べるのは

もう一段階大変だったり

ただ基本的には現在の苗字を

江戸時代も名乗ってて

そのままというケースが多いことは多いですね

そしてもう一つ例を出してみますね

そんなに多くない苗字の例ですね

いろんな調べ方考えられるんですが

例えばちょっと

サッカーの三苫さん

これかなり

あまり聞かない苗字なありそうでない苗字

これ分布を見てみるとサッカーの三苫さんは

神奈川ご出身だったかと思うんですが

苗字の分布を見ると

福岡県に圧倒的に多いんだなということがわかります

もしかしたらですね

そのルーツは福岡県にあるのかなって

考えて

色々な調べ方があるんですが

基本的な姓氏家系大辞典で三苫さん見てみたら

香椎宮の社家 要は

大宮司三苫家なんて書いてあるんですけど

これよりはちょっと

よくわからないんで

福岡ではないかなと当たりをつけて

福岡県の福岡県の地名辞典

日本歴史地名大系っていうのを見ると

福岡県にはどうも

三苫郷 三苫という地名があったらしい

ここにさっき出てきた香椎宮の神領で

代々ここの神官宮司の

三苫氏の名字の地であるんですよね

ここで福岡における三苫さんという人のルーツが

おおよそわかって この方がですね今

神奈川県出身の

サッカーの三苫に繋がるかは分からないんですが

もう一つちょっと調べてみたのはですね

福岡県の苗字を調べるにあたって

一つは例えばですけどね

福岡県の江戸時代の福岡藩分限帳集成という

福岡藩の武士の記憶ですね

ちょっとここの記録に

三苫という家があったかなって見てみると

武士にも三苫という家があったので

さっきほどのですね 武士の三苫家と

この福岡藩の江戸時代の三苫家がちょっと繋がる

確証までは今は調べれないんですけど

繋がる可能性かなり

高いんじゃないかなとは思いますね

その一族がサッカーの三苫さんに繋がるか

まだちょっと分からないですけどね

少ない苗字もですね 必ずしもわかるとは

言い切れないですけど

色々電話帳

苗字の文法を調べてみたり

代表的な名字辞典を調べてみたり

ある程度

どこどこ県っていう目途がついたら

その県の詳しい名字辞典を調べてみる

なんていう方法があります

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