苗字・家紋|名字の世界(目次)
名字の由来やルーツをランキング形式で解説した連載まとめです。 日本に多い苗字の起源や広がりを、歴史とともにわかりやすく紹介します。
名字の世界 番外編①
自分の苗字のルーツ、知ってますか?【三苫姓の例】
サッカーの三笘選手は神奈川県のご出身ですが、この「三苫」という苗字を調べてみると、実は福岡県に圧倒的に多いことが分かります。

つまり、苗字の分布を見るだけでも、ルーツのヒントが見えてくることがあります。
では、この「三苫」という苗字はどこから来ているのでしょうか。
いくつか調べ方はありますが、まず基本となるのが『姓氏家系大辞典』などの資料です。
ここで三苫姓を見てみると、「神社に関係する家系」などの記述が出てきます。

ただ、これだけでは少し分かりづらい部分もあります。
そこで次に、地名の視点から調べていきます。
『日本歴史地名大系』などの地名辞典を確認すると、福岡県に「三苫」という地名が存在していたことが分かります。
そしてその地域には神社があり、神職を担っていた家系として三苫姓が存在していた可能性が見えてきます。

つまり、「三苫」という苗字は、その土地に由来する地名姓である可能性が高いということです。
ここまでで、
- 福岡県に多い
- 地名として存在していた
- 神職に関わる家系の可能性
という流れが見えてきました。
さらにもう一歩進めてみます。
例えば、江戸時代の記録です。
福岡藩の武士の記録などを確認すると、「三苫」という家があります。

ここから先は、どの三苫家がどこにつながるのかを個別に見ていく必要がありますが、
- 武士として存在していた系統
- 神職として続いた系統
といった複数のルーツが考えられます。
ただし、ここで重要なのは、
「有名人と同じ苗字=同じ先祖」とは限らないということです。
神奈川県出身の三笘選手が、福岡の三苫姓と直接つながっているかどうかは、現時点では断定できません。
ここは家系図調査の面白いところであり、難しいところでもあります。
どのように調べていくのか
では、こうした苗字のルーツはどのように調べていくのでしょうか。
基本的な流れとしては、
- 電話帳やネットで苗字の分布を見る
- 『姓氏家系大辞典』などで由来を調べる
- 地名辞典で同じ名前の土地を探す
- その地域の歴史や記録を調べる
このように、いくつかの情報を組み合わせていきます。
特に、
「特定の県に集中している苗字」
の場合は、その地域にルーツがある可能性が高いため、
そこからさらに深く調べていくことで、かなり具体的な背景が見えてくることがあります。
苗字は、自分の過去への入口
自分の苗字のルーツを知ることは、
単に「由来を知る」だけではなく、
- どこから来たのか
- どんな人たちだったのか
という、自分の過去をたどることにもつながります。
苗字は、その入口です。
「自分の苗字はどこから来たのか?」
そう思ったときが、最初の一歩かもしれません。
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