「戸籍以上の調査」とは

戸籍調査よりもさらに古い時代の家系を調べる「戸籍以上の調査」をご希望の場合は、お見積りが必要になります。

お見積り方法は状況により、次の2つのパターンに分かれます。

①戸籍調査がすんでいる、または家系資料や明確な聞き伝えがある場合

お手持ちの戸籍や資料をお見せください。

それらを確認したうえで、戸籍以上の調査が可能かどうかを判断し、調査方針とお見積りを無料で作成いたします。

基本は家系図調査パッケージ「わたしのヒストリエコース」をベースとしたお見積りになります。

家宝わたしの家系図(ヒストリエ)物語コース あなたの「家の物語」を千年先まで残す家系図調査パッケージ

②家系に関する資料や情報がない場合

段階を経る必要があります。

まずは家系図調査パッケージ「わたしのヒストリエコース」をご依頼ください。

その結果を見て、次の段階として戸籍以上の調査が可能かどうかを判断し、調査方針とお見積りをお伝えします。

戸籍以上の調査の調査方針

戸籍以上の調査の方法や難易度は各家によって異なりますが、おおよそ次のようなパターンに分かれます。

同姓へのアンケート調査が必要
菩提寺の過去帳調査が必要
郷土資料や人名録の調査が必要
武士家系のため藩政資料の調査が必要
・全国的に少ない苗字のため全国調査が必要
その他の特殊ケース

戸籍以上の調査とは

①現代から江戸時代末期(150~200年前)

戸籍調査の範囲です。平均して4~5代前のご先祖まで判明します。

②江戸時代(150~400年前)

菩提寺や本家の過去帳が重要になります。

過去帳が確認できれば江戸初期まで遡れる可能性があります。

墓石、宗門改帳、武士の場合は武士系図なども重要な資料になります。

③戦国時代(400~500年前)

資料が少ない時代であり、この時代の空白を完全に埋められる家は多くありません。

④中世・古代(500~1000年以上前)

源平藤橘などの古い家系文献を使い、1000年以上前から下ってくる系図を調査します。

直系をすべて埋めることは難しい場合が多いですが、古い家系の流れを把握できる可能性があります。

戸籍以上の調査の進め方

1,戸籍から家系図を作成し、江戸末期から明治初期の居住地を確定する

2,地名辞典や苗字辞典などの基礎資料を収集する

3,戸籍以上に遡れる可能性を判断し、調査方針を決定する

※家系図調査パッケージ「わたしのヒストリエコース」に該当する調査です。

戸籍以上の調査は時間との勝負

急ぐ必要がある調査もあります。

特に重要なのは、同姓や菩提寺へのアンケート調査です。

近年は「もう少し早ければ古老から話が聞けたのに」というケースが増えています。

また、お寺の住職の代替わりにより過去帳調査が難しくなる場合もあります。

さらに、江戸期・明治期の人名録などは個人情報保護の影響で閲覧が難しくなる傾向があります。

一方で、急がなくてもよい調査もあります。

例えば中世古代の系図文献調査や郷土誌調査などは、将来のライフワークとして残しておくこともできます。

戸籍以上の調査 料金表

調査内容は家系ごとに異なりますが、 複数の調査を組み合わせて実施します。

ご状況に応じて、 主に次の2つの考え方でご案内しています。

【フル調査】
この機会に可能な調査をすべて実施
48〜72万円前後

【ピンポイント調査】
今やるべき調査のみを実施
24〜36万円前後

調査内容 料金(すべて税込・送料込)
基礎調査資料収集
※ヒストリエコースには4家系(夫婦は8家系)分付属
120,000円
本格調査資料収集A
中世・古代(400~1000年以上前)
120,000円
本格調査資料収集B
近世(200~400年前・江戸期)
120,000円
本格調査資料収集C
近代(~200年前・明治・大正・昭和期)
120,000円
武士(士族)調査
分限帳・武士系図
120,000円
親族候補の同姓へのコンタクト
お墓・家紋・お寺探し
120,000円
お寺(菩提寺)へのコンタクト
お墓・お寺・過去帳探し
120,000円

各調査詳細

基礎調査資料収集:120,000円

「わたしのヒストリエコース」に付属

「基礎調査資料収集」とは、「戸籍以上の調査」に必ず必要となる基礎資料を収集する調査です。
苗字辞典・地名辞典・同姓リスト・旧土地台帳などを調査し、ご先祖様が住んでいた土地や家系の背景を調べます。

主な調査資料

旧土地台帳
明治22年以降の土地の所有者の変遷、土地の広さや地価、抵当の有無などを確認できます。また和紙公図と呼ばれる土地の地図が備わっています。

角川地名大辞典
角川書店が1978年から都道府県別に刊行した地名辞典で、古代から現代までの地名とその歴史沿革がまとめられています。

日本歴史地名大系
平凡社が1979年から刊行した地名辞典で、市町村単位で歴史的地名を解説した辞典です。

苗字辞典・人名録
『角川日本姓氏家系歴史人物大辞典』などの人物辞典や、明治以降の人名録・紳士録・商工人名録などを調査します。
昭和20年以前の人名録には士族などの族称や職業、家族構成などが記されている場合があります。

姓氏家系大辞典
立命館大学教授・太田亮が編纂した苗字研究の基本資料です。

都道府県別姓氏家紋大辞典
全国約250万世帯の墓石家紋調査をもとに編纂された家紋・姓氏の分布資料です。

なお「基礎調査資料収集」によって戸籍より必ず遡れるわけではありませんが、調査報告書の内容は大きく充実します。

本格調査資料収集
・A 中世・古代(400~1000年以上前)
・B 近世(200~400年前・江戸期)
・C 近代(~200年前・明治・大正・昭和期)
・武士(士族)調査(分限帳・武士系図)
・各120,000円

これらの調査では、地元の郷土史や古文書、藩政資料などを調査します。

主な調査内容

郷土誌調査
ご先祖が住んでいた土地の歴史を調べるため、市町村史などの郷土誌を調査します。
武士や庄屋・名主などの場合、名前が記録されていることがあります。

公文書館・郷土資料館への問い合わせ
宗門改帳などの村方文書、土地台帳、徴兵記録、旧藩の記録などの資料の有無を確認します。

教育委員会への問い合わせ
市町村史編纂の際に収集された資料の調査を依頼します。

図書館レファレンス
ご先祖が住んでいた村に関する文献の有無を確認し、必要な部分のコピーを取得します。

公民館への問い合わせ
地域の古老から、家の本家や寺院、墓所などの情報を得られる場合があります。

親族候補の同姓へのコンタクト
お寺(菩提寺)へのコンタクト
・各120,000円

戸籍より先のご先祖を特定するためには、お寺やお墓の情報が重要になります。
そのため地元の同姓や寺院に対して、当社が代理人としてアンケート調査を行います。

主な調査

同姓へのアンケート調査
ご先祖が住んでいた地域の同姓に対して、家紋・菩提寺・家系の伝承などを問い合わせます。

菩提寺の過去帳調査
江戸時代は寺請制度により、多くの人が寺院の檀家でした。
寺院の過去帳には死亡年月日・享年・戒名などが記されており、これを整理することで1700年前後まで遡れる可能性があります。

墓石調査
古い墓石には死亡年などの情報が刻まれているため、過去帳とあわせて調査することでより正確な家系を復元できます。

戸籍以上の調査でご留意いただきたい点

一般的な相場ではどれだけ遡れたかの成果報酬で

・戸籍より1~2代判明→約37~40万円

・江戸時代初期まで判明→約80~120万円

・1000年前まで判明→約120~200万円

という価格帯になることがあります。

当社では成果報酬はいただかず、必要作業ごとの事務手数料で料金設定しています。
多くの場合、1家系あたり48~72万円程度のお見積りになることが多いです。

良いケース

本家や菩提寺が判明し、過去帳や系図などの記録が残っている場合、江戸時代初期(約400年前)まで家系を遡れることがあります。
武士の家系の場合は藩政資料などに記録が残っていることもあり、比較的はっきりした形で先祖を確認できることがあります。

さらに、地域に古い伝承や系図文献が残っている場合には、源平藤橘などの古い家系に接続することで、1000年以上前の家系の流れを把握できる可能性もあります。

難しいケース

一方で、記録が残っていない地域や家系の場合、資料に当家の記録が見当たらないこともあります。
同姓の方々に問い合わせても当家を知る人がいなかったり、菩提寺が判明しても過去帳が焼失していることもあります。

しかしそのような場合でも、「どこまで調査し、どこで記録が途切れているのか」という限界点が明確になります。
これは今後ご子孫の方が同じ調査を繰り返す必要がなくなるという意味で、重要な調査成果といえます。

また当社では、原則として現地に赴く調査は行っていません。
まずは文献調査や問い合わせで可能な限り情報を集め、必要に応じて現地確認の段取りを整える形になります。

「戸籍以上の調査」の実例

※当社代表渡辺の家系の実例

法務局調査(基礎調査資料収集)

青森県板柳町の法務局に旧土地台帳が残されており、先祖の土地の記録が確認できました。

郷土資料調査(本格調査資料収集B)

青森県立図書館所蔵『板柳町史』に、葛西家が地域の代表的な家であったことが記されていました。

ただし同時に、「そうとう早くから人が住していたと考えられるが、これを裏づける史料は残されていない。」とも記されています。

記録が残っていない点は残念ではありますが、この資料に当家の記録が残されていないという限界点を確認できたこと自体が重要な調査結果といえます。

人名録調査(本格調査資料収集C)

『白浜町史』に「副戸長 玉置又平」と先祖の名前が記録されていました。

中世古代系図文献調査(本格調査資料収集A)

桓武天皇から明治まで続く葛西氏の系図が残されており、古い家系の流れを把握できました。

同姓アンケート調査(親族候補の同姓へのコンタクト)

先祖が住んでいた地域の同姓に手紙を送ったところ、親族から返信をいただきました。

全く知らなかった「家紋」「お墓」「お寺」「聞き伝え」がすべて判明し、次段階の「お寺へのコンタクト」が可能になりました。

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