「巻物・掛軸作成業務」目次
「巻物・掛軸作成業務」概要
家系図を巻物や掛軸へ仕立てる業務です。




巻物・掛軸作成業務には
「毛筆での家系図の筆耕」
と
「巻物・掛軸への家系図の表装(巻物・掛軸への仕立て)」
の2つの作業があります。
毛筆での家系図の筆耕
作成した家系図を巻物や掛軸へ表装するために筆耕します。

通常良くお受けする定型業務が、最も一般的な一系統の家系図の筆耕と、当センター独自の二系統の家系図の筆耕です。
定型業務以外の筆耕として、その他の三系統以上の家系図や一族図の筆耕があります。
オプションとして桐箱への名入れがあります。
家系図の筆耕の技術と心構え
バランスに最大限の配慮をし、考えうる最も美しい状態に仕上げます。
また、特に系線(人と人をつなぐ線)の美しさには、「どうやって書いたの?」と、よく驚かれます。


ご依頼人様にとっては、「世界に一つだけしかない家系図」「一生の宝として後世に残す大事なもの」であるという意識を常に持ち、一文字一文字に心をこめて筆耕にのぞみます。

巻物・掛軸への家系図の表装
筆耕した家系図を表装(巻物・掛軸への仕立て)します。
巻物と掛軸があり、また作成方法にも大きく分けて本表装(手表装)と機械表装があります。
巻物は保存が主な用途。

巻物と掛軸では本来用途が違います。
本紙(家系図などの、表装をほどこす作品)が空気に触れにくく、傷みにくい作り。
また、仕立て直しをすれば紙を継ぎ足していくことができる。
先祖供養のために家系図作られたお客様でいつも仏壇の横に巻物を置いている方もいます。
掛軸は装飾が主な用途。

作品を補強し、飾って楽しむことが目的。
長さに限度があるため継ぎ足していくことは難しい。
同じく先祖供養のため家系図を作られたお客様は墓石替わりに家系図の掛軸をお作りいただきました。
普段なかなか墓石までお参りにいけないので、床の間に飾った掛軸に手を合わせているそうです。
本表装(手表装)と機械表装
本表装(手表装)は表具師さんが手作りで仕上げます。
機械表装はその名の通り機械で仕上げます。
いろいろと違いはあるのですが、一番違うのが、仕立て直しができるかどうか?というところです。
仕立て直しとは、すなわち、いつの日か、自分の子孫…お子様・お孫様・ひ孫様・玄孫様の代になって、家系図を書き足していく場合。
本紙に新たな紙を継ぎ足していくわけですが、
本表装(手表装)…半永久的に代々伝えていく
本表装は仕立て直し可。
水に溶ける糊を使った、表具師さんの手による昔ながらの作成方法なので、本紙を剥がして仕立て直すことができます。
本表装(手表装)の家系図
ご自分の代で作った家系図を、代々伝えていきたい場合。代々子孫が家系図に、名前を書き加えていけるようにしたい場合は、本表装で仕立てるといいです。
※特に巻物は、本来保存が用途なので、いくらでも紙を継ぎ足していけます。
※掛軸は保存より、作品を装飾し飾ることが用途です。紙を継ぎ足していくといつの日か長すぎて飾れなくなってしまいます。
機械表装…子供の孫くらいまで何十年か楽しめればいい
機械表装は仕立て直しほぼ不可です。
糊を使わず薬品や熱プレスを使って科学的に作成しているので、剥がして仕立て直すことはできません。
仕立て直しを考慮して裏打ちのみ糊を使うなどの工夫をなされている場合もありますが、実際には裏打ちのみに糊を使っても何十年後に本当にきれいに剥がして仕立て直しができるかは疑問だそうです。
ですが、実際のところは「自分と子供と孫くらいまで何十年か楽しめれば良いさ。100年先の下の代は下の代でなんとかするさ」ってお客様も多いです。
機械表装の家系図
その場合は機械表装をご利用なさるといいです。
機械表装はなかなか気軽に楽しめなかった表装を身近にするため生み出されたものです。
厳密に言えば巻物・掛軸の本来の用途目的に沿った作成方法を取っている本表装にかなわない面も多々あるのですが、機械表装の技術はここ数年で大変進歩しています。
※実際には「機械表装を選ぶ方7割」:「本表装を選ぶ方3割」くらいの割合でご利用いただいております。
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