■巻物・掛軸への家系図の表装
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筆耕した家系図を表装します。
巻物と掛軸があり、また作成方法にも大きく分けて本表装(手表装)と機械表装があります。
【巻物と掛軸の本来の用途】
巻物・・・保存が主な用途。
本紙(家系図などの、表装をほどこす作品)が空気に触れにくく、傷みにくい作り。
また、仕立て直しをすれば紙を継ぎ足していくことができる。
先祖供養のために家系図作られたお客様でいつも仏壇の横に巻物を置いている方もいます。
掛軸・・・装飾が主な用途。
渡辺宗貴行政書士事務所玄関
作品を補強し、飾って楽しむことが目的。
長さに限度があるため継ぎ足していくことは難しい。
同じく先祖供養のため家系図を作られたお客様は墓石替わりに家系図の掛軸をお作りいただきました。
普段なかなか墓石までお参りにいけないので、床の間に飾った掛軸に手を合わせているそうです。
【本表装(手表装)と機械表装】
本表装(手表装)は表具師さんが手作りで仕上げます。
機械表装はその名の通り機械で仕上げます。
いろいろと違いはあるのですが、一番違うのが、仕立て直しができるかどうか?というところです。
仕立て直しとは、すなわち、いつの日か、自分の子孫…お子様・お孫様・ひ孫様・玄孫様の代になって、家系図を書き足していく場合。
本紙に新たな紙を継ぎ足していくわけですが、
本表装(手表装)・・・半永久的に代々伝えていくぞ!
本表装は仕立て直し可。
水に溶ける糊を使った、表具師さんの手による昔ながらの作成方法なので、本紙を剥がして仕立て直すことができます。
本表装(手表装)の家系図

ご自分の代で作った家系図を、代々伝えていきたい場合。代々子孫が家系図に、名前を書き加えていけるようにしたい場合は、本表装で仕立てるといいです。
※特に巻物は、本来保存が用途なので、いくらでも紙を継ぎ足していけます。
※掛軸は保存より、作品を装飾し飾ることが用途です。紙を継ぎ足していくと
いつの日か長すぎて飾れなくなってしまいます。
機械表装・・・子供の孫くらいまで何十年か楽しめればいいさ
機械表装は仕立て直しほぼ不可です。
糊を使わず薬品や熱プレスを使って科学的に作成しているので、剥がして仕立て直すことはできません。
仕立て直しを考慮して裏打ちのみ糊を使うなどの工夫をなされている場合もありますが、実際には裏打ちのみに糊を使っても何十年後に本当にきれいに剥がして仕立て直しができるかは疑問だそうです。
ですが、実際のところは「自分と子供と孫くらいまで何十年か楽しめれば良いさ。100年先の下の代は下の代でなんとかするさ」ってお客様も多いです。
機械表装の家系図
その場合は機械表装をご利用なさるといいです。
機械表装はなかなか気軽に楽しめなかった表装を身近にするため生み出されたものです。
厳密に言えば巻物・掛軸の本来の用途目的に沿った作成方法を取っている本表装にかなわない面も多々あるのですが、機械表装の技術はここ数年で大変進歩しています。
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